EQ-3 感情コントロールの4STEP!

目次

感情コントロールの4段階


自分にとってネガティブな出来事が起こった時

その感情は、どのように取り除いていますか?

感情抑制には4段階の作業が必要になってきます。

「識別」「利用」「理解」「調整」 です。

1.感情の識別

感情の識別とは相手と自分の「気持ちを感じること」です。 

熱くなって感情の渦の中にいる自分をお風呂から上がって冷ます。

鳥の目のように上空から自分と相手を看る事によって

「自分の感情」を自覚する事が第一歩となります。



例えば、車がぶつかりそうになって

「何やっているんだ!」とカッとなってしまったら

「あっ!自分は怒ってしまった」と

怒っている自分を客観的に観る事で一旦冷静になります。

2.感情の利用

感情の利用とは

問題・課題を解決するための

感情を生み出す能力の事で「気持ちを作る事」です。

そもそも、相手と自分は全く違う世界で生きて来た

だから考え方は全くちがうはず。(環世界)

それなのに、実際のコミュニケーションは

強引に合わせようとするのでマイナス感情が働き拒絶する。

理解しようとしない。

相手の気持ちに立つ事で次の段階に進める事が出来る!

そもそも、相手と自分は違う生き方をしてきて考え方も違う

形の違うものを無理やり合わせようとしても仕方がない。

なるほど! 相手は、こういう考えなのか!

3.感情の理解

感情の理解とは

今起こっている感情の原因を理解し

その変化を予測する能力です。

実際に「相手はこういう風に思っているのではないだろうか?」

相手の気持ちを想像する事で

相手を理解する事に前向きになる事が出来ます。

相手の理解は、あくまでの自分の想像で大丈夫ですか?

本当の相手の気持ちと合っていなくても全く問題ないのです。
なぜなら、自分の気持ちを静める事が目的だからです。

4.感情の調整

感情の調整とは他の3つの力を発揮し

望ましい決定をするために感情を活用する能力の事です。

感情の理解でイメージした

相手の気持ちにあった解決策を見出す事

最終的に自分の感情を抑える事が出来ます。

ネガティブな事象には

相手の理由があり

対立する 自分の理由があります。

存在する2つの理由

つまりお互いの理由の理解をする事により

『自分と相手の理由の中間点を見出す』ことです。

つまり 『歩み寄り』 をして調整を図るわけです。

もう、この段階では完璧に自分の感情はコントロール出来ている状態です!

例)部下の仕事が遅くイライラしたネガティブな事象

仕事が遅い部下

仕事の進め方が分からないのかもしれないな...

だったら、今度教えてみよう!

前向きな自分の心を演出する事で、自分の感情を軽くすることが出来る!

調整の目的は問題の解決をするのではなく
自分の感情を取り除く事
目的が感情の除去なので「想像」でOK!

【注意点!】
調整にはネガティブな言葉は使わない。
※例:皮肉とか 卑しめる言葉、おとしめる言葉、文句など

【まとめ】感情抑制の4段階


①感情の識別 ⇒「自分の感情」を自覚する

①感情の識別
今の自分は○○な感情だ!

ポイント!第三者の自分として2つの目で自分を観察する!

②感情の利用 ⇒「相手の形」と「自分の形」は違うと理解する

②感情の利用
そうだ!
そもそも、相手と自分は考え方・生き方違うよね!

ポイント!相手と自分は全く違う形であると思うと心が軽くなる!

③感情の理解 ⇒「相手の気持ち」を想像する

③感情の理解
もしかしたら…
相手は○○なのかもしれない!

ポイント!自分の感情を静める事が目的なので想像でOK! 
キーワード:もしかしたら○○かもしれない

④感情の調整 ⇒「相手」と「自分」の理由の中間点を見出す

④感情の調整
だったら
○○しよう!

ポイント!自分の感情を静める事が目的なので想像でOK! 
キーワード:だったら○○しよう!

◆感情抑制4段階の目的は、次の段階の理性的な判断をするために感情を抑える事です。

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