【前頁までのおさらい】
人材流出を防ぎ、定着率を向上させる事で企業の業績は改善します。
定着率の改善は、社員の「スキル」「生産性」「顧客満足度」「売上」の向上と「人件費」「研修費」「ロス」等のコスト削減に繋がり、利益を創出する最優先課題です。
そして、人材流出の防止には、社員の心の状態を把握できる1on1(個人面談)が有効的です。
本記事では、1on1(個人面談)の具体的な導入方法や導入課題を解決する方法について深堀をしていきたいと思います。
●1on1を外部委託するメリット●
1.上司も人事担当者もコアな業務に集中できる
何かと手間のかかる1on1(個人面談)の工数を外部に委託する事によって
本来の集客活動とマネジメントに集中出来ることになります。
定着率改善と同時進行で、継続して経営体力を付けて行く事が、早期に業績を改善する最良の方法です。
餅は餅屋に任せましょう!
2.効果を最大化する3つの要素
【面談スキル】
やっているけど効果が出ない…
一番避けたい事態ですね。
目的を達成出来る効果的な1on1にはスキルが必要です。
何故なら、本人の本音を聴き出しておくことで退職を事前に防ぐ事が出来るので。
部下は、上司を頼るもの。上司は指導するもの。
そういう概念が定着している日本企業では、面談は指導の場になってしまう可能性があります。
そういう場ではなかなか本音は引き出せません。
【面談に必要なスキル5選】
1.本人の話を引き出す質問力
2.本人が自分で解決方法を見出すコーチング力
3.最後まで本人に話させる傾聴力
4.適切なアドバイスやケーススタディなどの引き出しの礎となる経験値
5.常に前向きな考え方と発言が出来るヒューマンスキル
「本人が主役」である事が面談における「あるべき姿」です。
ということは、本人の話を引き出すヒアリング能力が必須条件となります。
ただし、ただ話を聴くだけではありません。
もちろん、話をするだけで、心が軽くなったり、楽しさを感じ、それだけで満足度は向上します。
そこに付け加えたいのが、本人の本心や関心の在りかを聴き出すための、話を深堀する「拡張話法」と「共感力」です。
「自分で気づいてもらう!」コーチング術
悩みを話をしていくうちに「そうか!こうすればいいんだ!」
と気づくことってありませんか?
英語で言うと「Msut」から「Want」に変わる瞬間。
これ、悩みの解決だけでなく、主体的な人財に育てて行く上で最も大切にしたいことですね。
皆さんも経験があるのではないでしょうか?
他人からのアドバイスよりも、自分で気づき行動した方が、集中して、継続出来る事を。
人生や仕事の成功には、継続力が必要となりますが、自分で選択した行動こそが継続力に繋がるものです。
専門業者は本音を聴き出すだけでなく、個人の成長に繋がる「気づき」をもたらす効果も期待できます。
【利害関係者ではない】
忖度しなければならない相手との面談ほど苦痛なものはありません。
例え、普段からコミュニケーションは取れていても、言えない事は言えないもの…
表面上の困った事をどんなに解決しても、根本的解決にはつながりません。
外部担当者であれば、忖度という障害は一切ありません。
【ハラスメント問題の予防】
セクハラ、パワハラ等のハラスメントや労務問題は退職してから発覚すると大きな問題になります。
SNSで簡単に発信できる現在では、たった一つの問題で企業の信頼失墜につながってしまいます。
経営者であれば、もし、そういう問題の芽があるのであれば、事前に把握して潰しておきたいところです。
上司が面談相手だと、それが実際には難しい状況になります。
社員は誰にも言えない窮状を抱え、退職時にも言えず、最終的に「しかるべき機関」に相談し発覚と言う流れが多いのもうなずけます。
外部担当者であれば、ハラスメント問題を芽のうちに把握し、事前に対策を打つことが可能です。
更に、「更に社員の心の悩みを聴く外部業者がいる」と言う事が、ハラスメント問題を起こす社員のプレッシャーになるので、社内でのハラスメントリスクを抑制させる効果も期待できます。
●まとめ:人材不足解消シリーズ1~4●
◆新規採用が厳しい現況では、定着率を高める事が人材不足解消の最善策。
◆定着率を高めるには、人材の流出を防止する事。
◆人財の流出を防ぐ第一歩は「社員の悩みを聴き」退職リスクを事前に把握する事。
◆1on1(個人面談)は、社員の本音を聞き出す武器。
◆1on1を実施するには、工数、面談スキル、環境(本音を聴き出す)が必要。
◆1on1代行サービスは、利害関係がない外部委託サービスが最も効果を上げやすい。
●最後に●
これまでの記事を最後までご購読頂きまして、ありがとうございます!
Benefit-Bizでは、1on1コーチング面談&研修サービス「インタビュー&コーチング」で、人材不足に悩む中小企業やサービス業の課題を解決する支援サービスを展開しております。
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そういう想いの下、クライアント様と寄り添いながら、真剣に、そしていつも全力で向き合っております。
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