お店の改善は○○から!
こんにちは。
飲食店コンサルタントの高橋です。
今日は、お店の改善を「どこからやるのか」という話題です。
さて、毎月赤字…そんなお店の改善ってどこからやりましょう?
私は、15年前、毎月○○○万円以上の赤字の店舗の店長になった事があります。
そのお店は、立地については不利な点はあったものの、開業当初は赤字という訳ではありませんでした。
しかし、QSCが悪くどんどん売上が落ちて行き、私が店長として就任した時には、毎月○○○万円以上の赤字店舗に落ち込んでいました。
※QSC(Q:クオリティ・S:サービス・C:クリンネス)
開業から2年で店長は既に2人も変わっていました。
そんな、お店のV字回復…それは、本当に壮絶な闘いです。
しかし、様々な改善と施策を積み重ね、1年後には平均売上を200万円以上も底上げし、黒字転換する事が出来たのです。
具体的な施策は、後日書きますが、今日のお題の『○○の徹底』は、後に様々な店舗を改善プロセスで一番最初にやるべき重要タスクとして位置付けられたものです。
さて、○○とは何でしょう?
答えは、上の画像でバレちゃいましたね(笑)
そう、清掃の徹底です! QSCの一つ『クリンネス』とも言われています。
今でも、コンサル業の依頼で初めてお店を訪問した時は、まずは、お店の清掃状況を徹底して診ます。
ホール、厨房、入口、トイレの清掃状況
お店のガラス窓、厨房機器の拭き上げ、冷蔵庫内の整理・整頓
エアコンや空調の清掃や週間、月間クリンネスの状況まで
店長室からPCのデスクトップの整理まで
またお店の外観(看板やのぼりの破損、駐車場や店舗周りの雑草等)
ありとあやゆる所をチェックするのです。
話は戻りますが、前述の○○○万円の赤字の店舗。
そりゃ言葉に出来ないくらい『汚すぎ』ました!
店長室なんかは、足の踏み場もなく、スタッフは休憩出来ません…
これは、あくまで一般的な話になりますが、やはり業績が悪いお店は、汚いお店が多いのです。
または、表面的には綺麗だけど、スタッフルームや冷蔵庫内等が酷い事になっているとか…
また、清掃が行き届いていないお店は、スタッフさん達の満足度も総じて低いとも言えます。
なので、清掃から徹底的に手をつけて、お店を綺麗にするとともに、スタッフさん達の心のコップを上向きにすることからスタートなのです!
スタッフの心のコップが上向きになると、その他の改善活動もスムーズになります。
清掃活動の徹底を心のコップを上向きにするためのキッカケにするのです!
だから、清掃活動は店長自ら『率先垂範』(そっせんすいはん)を忘れずにお願いします。
スタッフ達と一緒にお店をピカピカにしましょう!
そうすることで、店長やお店の姿勢に共感してくれるスタッフは、必ず出てきます。
そんなスタッフ達を一人巻き込み、二人巻きこんで、改善のスピードを上げて行く訳です。
さて、清掃活動の話に戻りますが、綺麗になったら、継続出来るよう、Daily、Weekly、Monthlyのクリンネスの仕組みを作って、やったか、やってないかの進捗を取るようにしていきましょう。
更に重要なことがあります!
それは、店長やマネージャーは進捗を取る際は、「やったか」「やっていないか」の確認だけでなくて、『基準に達しているか』の確認もしましょう。
よくある仕組みを作って放置。
これでは、継続的な改善に繋がりません。
継続には必ず教育が必要になってくるのです。
今日はここまで。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。