私の恥ずかしい話です。
こんにちは。
飲食店コンサルタントの高橋真己です。
今日は、私の恥ずかしい体験を暴露します。
そのお店は、私が正社員として飲食業で初めて働いたお店です。
以前のコラムで、「感動体験」の話があったと思いますが、同じ店での出来事なんです。
このお店では「やらかし」がもう一つあります!
私は、前職がバリバリの営業マンで、自分の営業力で集客をすれば良い。
感動なんて必要ないさ!と考えておりましたが、スタッフ達の心意気のある企画で感動体験のお蔭で考え方を変える事はできました。
⇒『感動体験』の学びと成長が集客に繋がった事例
つまり、その時は「感動」については理解出来て、お店の方向性については、スタッフ達とベクトルが合うようになってきておりました。
外からお客様を連れてくるのではなく、来て頂いたお客様に感動できるくらいのサービスをしてお客様にお客様を連れてきてもらおうという方向性で
それでも、やはり私は、前職までの営業マン人生での成功体験の考え方がどうしても抜けず、「俺が、俺が」という所が治りませんでした。
なので、当然、スタッフ達との軋轢は縮まる事はありません…
その事件は、スタッフミーティング時に起こります!
スタッフミーティングとは、月1回お店で開催されるミーティングで、基本、店長もいますが、スタッフミーティングという名前の通り、本来はスタッフさん主導で、お店の改善点を話し合うものでした。
でも、「俺が。俺が」なので、基本、自分で考えて決めた事を、何の相談もなくやってしまっていたのです。
そして、ある日のスタッフミーティングで…
時間になっても誰もお店に来ません。
昼の仕込み時間も終わり、営業までの数時間。
私は、お店で一人寂しく待っているしかありガランとした店内。
考えが頭の中をぐるぐる巡ります。
えっ!? 出席者が0人!? どうして?
誰に電話しても繋がらない。
スタッフリーダーすらも。さすがに、自分は支持されていないのか…と真剣に考えたわけなのです。
こんな時、みなさんだったらどうします?
自分はスタッフリーダーの家に謝りにいきました。
「自分の悪いところを教えてくれ」と…
彼女が私にその時言ってくれたことです。
「店長は自分で決めてしまっているから、私たちは必要ないんじゃない?」
「お店は店長のものなんですか?みんなのお店じゃないの?」
「私達の意見を聞いてくれないのなら、ミーティングの意味ない!」
「そんな、店長のやり方に付いていけません。」
辛辣でした。衝撃も受けたました。
その場で私は言葉が出て来ず、私はうなだれたまま、お店に帰る事しか出来ませんでした。
考えました。 そして不安になりました。
このまま、営業もみんな来なかったら?… どうしよう!
しかし、さすがに営業時間にはみんな出勤してきてくれました。
きっと、店長は気に入らないけど、お客様に迷惑かけちゃいけないと考えてくれたのでしょう。
本当に出来たスタッフ達です。
その夜、私は真剣に考えました。
どうすれば、皆から信頼を取り戻す事ができるのか…
そして、取った行動は。
素直になること
「決して、みんなをないがしろにしていた訳じゃない」
「責任感が強すぎて肩に力が入り過ぎていた」
「こういう店でリーダーとして働いたことなかったのでみんなの気持ちが分からなかった」
「でも自分もお店のこと好きだし、皆のこと好きだ」
「どうか、もう一度、チャンスをもらえないか?」
まずはリーダーに心から、平謝りした結果、許してもらえました。
そのリーダーから皆をなだめてもらい
次の週、ミーティングは無事開催されました。
そして、その場で皆こに心から謝ったのです。
『これから考え方や行動を変えて行くので許して欲しい』と。
そのお店のスタッフ達とは15年来の仲間としてお付き合いさせて頂いている方もいます。
本当に有難い事です。
あの時、プライドを捨てて、素直に謝れてよかったなと思います。
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