上司は部下の応援者
こんにちは。
飲食店コンサルタントの高橋です。
今日は、店長やスタッフの育成に悩んでいる上司の方へ参考になるお話です。
飲食店の店長として実績を出すと
次のステップとして、複数店舗の管理マネージャーになられる方が多いと思います。
しかし、ほとんどの方が「マネージャーって何をやる人」なのか
誰からも教えられずに、「手探り」でなられる方が多いのではないでしょうか?
もちろん、マネージャーに昇進されるくらいなので
お店のオペレーションを向上させたり
コストのコントロールが出来たり
スタッフの育成が上手かったり
と直接、業績を上げる能力は素晴らしい事は
間違いないでしょう。
しかし、そこに落とし穴があります。
『名選手、名監督にあらず』とよく言われますが、
飲食の世界でも全く同じことが言えるのです。
特に昇進したてのころは、どうしても肩に力が入り過ぎて
部下の店長やスタッフに対して強めの指導をしてしまったり。
自分の成功体験が強く、部下に自分の考えを押し付けてしまったりと。
そんなことを繰り返していけば…
当然、店長やスタッフ達との関係性がぎくしゃくしていまうもの。
私も初めて複数店舗マネージャーになった時に、そんな覚えがあります。
失敗体験です。
そうなってしまうと、店長やスタッフの離職まで繋がってしまい
社員不足に陥り、業績を上げるどころではなくなってしまいます。
では、どうしたら優秀なマネージャーになれるのか?
答えは、簡単です。
『自分の分身を育てる』ことです。
それも多ければ多いほど良い!
そりゃ、そうですよね。
自分と同じ能力を持った店長が複数いたら?
全店舗の業績は最高でしょう!!
では、店長やスタッフに何を教えるのか?
ここからが本題に入ってきます。
それは「スキル」「考え方」「モチベーション」です。
ティーチングとコーチングって聞いたことあると思います。
経験値が浅い店長や若い店長などは
最初は「スキル」も「考え方」もティーチングでバリバリ教えるで良いと思います。
場合によっては自分でやって背中を見せるのも効果的でしょう。
しかし、それをベテランの店長や、
ある程度、知識やスキルを教え込んでいる店長にも
続けてしまっていませんか?
ある程度、育ってきたら、良い距離感で接していきましょう!
分かりやすい表現でいうと
「○○さんの応援団」 です。
もはや上司ではありません(笑)
この距離感が大事なのです。
主役は上司のあなたではなく現場の店長。
役割は、上役ではなく「伴走者」
と言う事は、考えてもらうのは「店長」です。
もちろん、上司のあなた自身も一緒に考えますが、あくまで伴走。
店長自ら考えた事を、承認し、まず自分で考えた事を褒める
そしてやらせて、成果が出たら褒める。
成果がでなかったら、一緒に要因を考えてあげて、再チャレンジ。
これをスモールステップでやってみて下さい。
何回か、成功体験を積んでいるうちに上手くなっていくはずです。
そして、もし、日報等を提出している企業様でしたら
是非、やって欲しい事があります!
それは、日報の返信です。
2言、3言でも、OK!
そこに、「あなたらしさ」の気持ちが入っていれば良いのです。
更に、考え方をほんの少しだけ入れてヒントを渡してあげるのです。
これ、効きますよ!!
日報がなければ、メルマガ的に送ってあげてもOK。
日報返信の期待出来る効果
①信頼関係の構築(接触頻度)
②いつも見てもらえているとの安心感
③今後の自分の仕事のヒントになる
④大切にして欲しい「考え方」をサラッと伝えることが出来る
⑤励ましの言葉でモチベーションUPに繋がる
複数の部下の日報に返信。
大変そうだなぁ…って思いますよね。
でも、こんないいコトあります!
どうです?
現場に行った時に、変に頑張れとか考え方や手法を一生懸命指導する必要なんてないんです!
上司のあなたは部下の応援者です。
是非、参考にしてみて下さい。