最後まで話を聴いてあげて!
こんにちは。
飲食店コンサルタントの高橋真己です。
今日は、私の上司時代の失敗体験をお話します。
37歳にして飲食業界に挑戦。
たくさん、失敗をしてきたが、素直な性格も幸いし、急成長!
もちろん、ラッキーもありましたが、誰よりも業績を上げて、トントン拍子に出世することができました。
2年目で複数店舗SV、3年目には16店舗の部長、4年目には外食と教育事業の統括本部長というスピード出世。
誰からも実力を認められ、自分でも仕事で成果を出せるという自負もありました。
社内セミナーも開催するようになり「人に教える」立場になる事が多くなっていたのですが…
当然、部下が相談にくるシーンも多々ありました。
しかし、私は上司とは『常に部下を指導する役割だと考えていた』ので大失敗をしてました。
失敗要因は、相手の話を最後まで聴かなかったことです。
・相手が言おうとしている事を先回りして結論を言う
・途中で話を遮りアドバイス
・聴かれてもいないのに自分の武勇伝
結局、部下は自分の言いたい事を言えずじまい…
だから職場はイキイキしていなかった…
よく考えてみたらわかりますよね。
相談している途中で
「あっ!それはそういう事だな。だからこうしたら良い!」とか
「そんな風にかんがえちゃだめだ。自分はこうしてきたからこうやった方がイイ」などと…
相談の話の腰を折られて、結局、武勇伝を聞かせられる。
部下にとっては、なんとなくいい話を聴いた気がするけど。
自分の話を聴いてもらえてないので、スッキリしない。
で、その上司には二度と相談しなくなる…
なんてパターンは良くある事。
まさに自分はそれをやってしまっていたのです。
でも、それが良くないことだと気づかせてもらえた人がいます。
当時の上司。つまり社長です。
『高橋君は、しゃべりすぎなんじゃない? それじゃ、部下は委縮しちゃうよ』『もっと話を聴いてあげたら?』
部下はアドバイスを求めていない時もある。
自分は部下からの相談を聴いてあげるのではなく『自分が話したいだけ』だったのです。
それでは、当然、部下の悩みを解決する事は出来ないし、自分で考えない人財になってしまう。
自分でやっている感が無いので仕事が面白くない。
だから、自分でやらなくていいや。と逆効果になってしまう訳なんですね。
私は、大いに悔いました。
結局、俺が!俺が!じゃないか!
全く部下のためになっていない…
逆に部下の自然の笑顔を奪っていたんだと。
それから、評価面談や研修等、部下に指導やアドバイスを行う時と、個人面談や相談などのシーンで聴き方をガラッと変えました。
とにかく最後まで話を聴く。
相手の『気持ちに』寄り添い共感する。
どう考えているのか質問する。
自分で答えを出させる。
そして自分の経験談は話さない。
話すとしたら、ヒントとして他人の成功体験。
何のテクニックもいらない。
それだけで、部下たちの目の輝きは変わってきました。
気づかせてくれた社長のお言葉のお蔭です。
相談してきたら最後まで聴いてあげる。
解決よりも「気持ちに寄り添い」共感してあげる。
それだけでGOOD✨✨✨
信頼関係は爆上がりです⤴️
部下からの相談。個人面談。
実は法人営業などでも活用できます!
ぜひ、やってみて下さい。
今日はここまで。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。