オススメ品の売上を10%上げる方法!
こんにちは。
飲食店コンサルタントの高橋真己です。
今日は、POPについてのお話です。
一つ質問させてください。
飲食店における「POPや差込メニューの目的」とは何でしょう?
メニューやPOPで伝えるべきこととは何でしょう?
単純明快ですよね!
「食べてもらいたいメニューがあるから」のはず。
ところが、いろいろな飲食店さんで食事をしてPOPや差込メニューを目にする機会がありますが、残念ながら「勿体ないなぁ~」と感じてしまうPOPやメニュー、差込が多いのも事実なんですよね。
以下は、実際にコンサルティングをさせて頂いているクライアントさんの揚げ物屋さんの事例です。
その店は、大手スーパーの中にある総菜屋さんで、周囲の有名競合店に押されており、オープン当初から売上に苦戦をしていました。
別のお店のインターネット商材でお世話になっていたのですが、「高橋さん、この店も困っているんだよね。何としても売上を上げていきたい!」と言う事でご相談を頂いたのです。
社長と話しあった結果、かなり自信のあるメンチカツがあり、これだったら一点突破できるのではないかと言う事で個数限定のきあーコンテンツとして売って行こうという戦略を立てました。
商品は、かなり自信のあるもので、別の拠点では非常にお客様の評判が高いという事でしたが、手作りなので製造に非常に手間がかかるものだという事でした。
そこで、30個限定で、価値を付けて販売しよう。
そして、口コミ作戦で、スーパーでありながら「目指してきて頂ける店」を作っていきましょう と作戦は決まりました。
【バックナンバー】口コミ獲得作戦
あとは、売っていくだけなのですが、当然、その商品を知ってもらう事が必要になってきます。
それで、「どうでしょう?」と共有されたPOPを拝見させてもらいました。
そのPOPは写真も素晴らしいかったですし、限定品であること、プレミアムだという文言はあり、パッと見、頑張っている素晴らしいPOPでした。
しかし、私は見た瞬間に「これでは売れない」と直感した事があるのです。
皆さん、何だと思いますか?
(A-ポップ)※そのお店のPOP
1.プレミアムメンチカツ(特性ソース付)
2.1日30食限定
3.新登場!
4.価格
実は、ちょうど同じ時期にあるコンビニで、同じようなメンチカツの売り出しがありました。
(B-ポップ)※コンビニPOP
1.極旨メンチカツ
2.国産牛肉100%のうまさ
3.ぎっしりお肉のあらびき食感
4.価格
どちらが、「食べたい!」「1個買ってみようか」と思いますか?
一度も食べた事がなければ、間違いなく、B-ポップですよね?
似たような商品なのに、何が違うのか?
B-ポップは、食べたいと感じる「PRポイント」があるのです。
もちろん、A-ポップにもPRポイントは書いてあります。
新登場とか、1日30食とか、プレミアムという『機能的な』で『お店主観』のPRポイントです。
もっと、消費者の心に寄り添ったPRポイントの方が響きます。
食べた時にどんな味なのか?どんな幸せを感じるのか?
イメージ出来る言葉じゃないでしょうか?
つまり、メンチカツだったら
「肉汁ジュワー」とか
「気づいたら、もう1個食べちゃった」とか
「思わず笑顔になる」とか
「国産牛肉なので安心とか、肉汁すごいんだろうなぁ~」とか
美味しさを頭の中でイメージ出来る言葉なんですよね。
これは飲食店でも同じですね。
例えばオススメのデザート。
綺麗な写真とメニュー名、価格だけのPOPになっていませんか?
お店目線の機能的な文言になっていませんか?
折角、お店のキラーコンテンツになりえる素晴らしい商品でも、食べてもらわなければ、商品の良さは分かりません。
だからこそ「食べたい!」と思ってもらえるような商品の打ち出しは、非常に大事なポイントなんです!
全商品見直したら、それだけで、売上10%くらいUPするかもしれません!
心当たりのある、飲食店さんは、一度チェックしてみて下さい。
今日はここまで
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
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