【初回】人事評価制度の現状

こんにちは。

飲食店コンサルタントの高橋です。

今日は、人事評価制度の現状についてお話をします。

人事評価と言うのは、企業やお店の業績にダイレクトに結びつくものです。

また、昨今の人手不足を解消する一つの手段としても、とても重要なファクターになりえますので、内容は非常に濃いものになります。

よって、今回を含め11回くらいのシリーズとしてお届けいたします。

まず、皆さんの会社には人事評価制度はありますか？

人事評価制度がある会社では、順調に運用出来ていますか？

従業員の皆様は、現状の人事評価制度に満足していらっしゃいますか？

まだ、人事評価制度を導入していない会社では、
将来どのような人事評価制度を採り入れいたいですか？

人事評価制度があり、現状に満足していない会社や、
運用に困っている会社、社員から不満が上がっている会社の
経営者様、人事・総務のご担当者の方必見です。

人事評価制度の現状アンケート

いかがでしたか？
皆様の会社の人事評価制度でも是非、満足度調査をして頂きたいのですが、こちらの調査では72％以上が不満を持ち、77.6％が見直しが必要と感じているのが現状です。

また、一つ気になる点は、④の質問の対評価者の『自分が適切に人事評価出来ているか？』の質問に対して、約78％の人がYESなのです。
しかし、評価される側は、そう思っていない…　このGAPは人事評価制度の改善の阻害要因になっている事も否めません。　

上記の満足度の理由についてはのTOP３は…

1位・・評価基準が不明確　　
2位・・評価者の価値観や経験によってばらつきがあり不公平
3位・・評価結果のフィードバック・説明が不十分・仕組みが無い

その他に自己評価よりも低く評価され、その理由が分からない〈4位）

評価結果が昇進・昇格に結び付いていない（5位）

評価結果が昇給に結び付いていない（6位）等、

放置しておくと社員の離職に結び付きかねない理由もあります。

このままの状態で放置をしていけば、当然、社員のモチベーションは下がり、
優秀な人材は会社を離れ、業績が当然下降していく事は目に見えています。

人事評価制度の目的

一つ質問します。

そもそも、何故、企業・会社に人事評価制度が必要なんでしょうか？

私が考える人事評価制度を導入する目的とは

『社員のやる気・意欲を高め、成果をより作ってもらうためのパフォーマンスを上げて業績を向上させるため』だと考えます。

しかし、上述の満足度調査の通り
「評価結果が昇進・昇格に結び付いていない（5位）」
「評価結果が昇給に結び付いていない（6位）の通り
評価制度に則って給与・賞与が連動して決まっていない企業が多いようです。

極論、社員のやる気・意欲を高め、成果をより作ってもらうためのパフォーマンスを上げていくための制度であるはずの人事評価制度ではなければ、当然、社員のパフォーマンスは上がらず、業績も上がる訳がありませんね。

ともすると優秀な人財であればあるほど、流出してしまう可能性も高くなります。

せっかく育てた優秀な人材が流出してしまっては人事評価制度を導入した目的を達成出来ません。

会社の業績に直結する人事評価制度の点検は必須です。

下記より、自社の人事評価制度をチェックできます。
7個以上当てはまるようでしたら要注意です！

今日はここまで。

次回は、人事評価制度の10ポイントについてお話をします。

最後までお読み頂きましてありがとうございました！